BERとは?意味・測定・OSNRとの関係をわかりやすく解説
光伝送において、通信品質を評価する重要な指標の一つがBER(ビット誤り率)です。
OSNRと並んでよく使われる指標ですが、「どういう意味なのか」「どれくらいなら良いのか」が分かりにくいと感じる方も多いと思います。
この記事では、BERの基本的な意味から、測定方法、OSNRとの関係、現場での考え方までを整理します。
BERとは
BER(Bit Error Rate)とは、送信したビット列に対して、誤って受信されたビットの割合を表す指標です。
例えば、1,000,000ビット送信して1ビット誤りがあった場合、BERは1×10⁻⁶となります。
値が小さいほど通信品質が良いことを意味します。
なぜBERが重要なのか
BERは、実際にデータが正しく伝送されているかを直接評価できる指標です。
OSNRや光パワーは間接的な指標ですが、BERは最終的な通信品質を示すため、運用や試験において非常に重要です。
BERの目安
一般的な目安は以下の通りです。
- 10⁻³程度:FEC前の目安
- 10⁻¹²以下:高品質な通信
FEC(前方誤り訂正)により、ある程度の誤りは補正されるため、システム全体としての許容値は構成によって異なります。
OSNRとの関係
OSNRが低下するとノイズが増え、BERは悪化します。
つまり、OSNRとBERは密接に関係しており、OSNRが一定値を下回るとBERが急激に悪化する特性があります。
OSNRについては以下の記事で解説しています。
EDFAとの関係
EDFAによるASEノイズの増加は、OSNRを低下させ、その結果BERの悪化につながります。
EDFAについては以下の記事で解説しています。
非線形効果との関係
非線形効果による歪みも、BERの悪化要因となります。
非線形効果については以下の記事で解説しています。
現場で見るポイント
FECの影響
FECにより、ある程度の誤りは補正されますが、限界を超えると急激にBERが悪化します。
マージン設計
設計時には、BERが急激に悪化する領域を避けるため、OSNRやパワーに対してマージンを確保することが重要です。
測定方法
BERはBERT(Bit Error Rate Tester)などを用いて測定されます。
まとめ
BERは、通信品質を直接評価する重要な指標であり、OSNRや非線形効果と密接に関係しています。
設計・運用の両面において、BERを理解することは安定した光伝送の実現に不可欠です。

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